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【その1】「ハラで走れるようになったよ【動力源編】 [ランニング]

それはいつも通りのランニングの後にふと気が付いた。


そして中1日での次のランで、
「これがハラで走るということなのか!」と実感を得る。


初めて自転車に乗れるようになった時のような感覚。
あれ?もしかしてオレ自転車に乗れてる?って感じ。これが10月30日のラン。
そしてそれが確信に変わったのが11月1日のランなのであった。
やったぜ!

嬉しいのは分かるけど、そもそも「ハラで走る」ってなんなの?
と思われるだろう。

ハラで走るとは、
腹に重心を持ってきて、その重心を前に崩し重力を利用し、
脚の運びも腹から引き上げるようにし脚の筋力は着地位置の微調整のみに使い、
脚の筋肉はバネとし主に使うようにする走り方、
としておこう。

シンプルに考えれば、腹の重心よりも後ろに着地すればハラで走れる。
が、そうすると自然に前足部での着地となるし(習得まで結構大変だった)、
胸部の柔軟性がないと上手くバランスが取れない、という問題が出てくる。

イメージはこんな感じ↓
IMG_20231116_090555429_R.jpg

重複するけど、文章部分を書き出してみる。
重心を腹に。それより後ろに着地すれば自然と重力が使える。
前に着地すると身体を持ち上げる必要が生じるので、
常に坂を上がっているのと同じで努力感が出てしまう。
ハラで走れている時は、脚の筋力は使わず(立位保持にのみ使う)、
ハラから脚を動かせているイメージ。
地面反力でのピストンと回転による惰性を最大限利用し最小の力で動かす。
この脱力が出来ると「脚の道具感」が生まれる。
母指球からの着地も大事。
道具感がない時は脚の筋力を使っている可能性がある。
腹を張り胸を出す→胸部の柔軟性がないと反り返ってしまう。


理屈としてはお分かりいただけただろうか。
ハラから脚を動かすというのは腸腰筋とか大腰筋とかなのかもしれない。

んで10月30日にハラで走れるようになって、
その前日の10月29日以前と比べて大きく走りが変わったのか、
と言われるとそうでもない。

小さな成長を積み重ねて、僅かに閾値を超えたのだと思う。
イメージの図では、重心よりも後ろで着地しているように描いているけど、
実際には、ようやく真下付近になっただけかもしれない。
二足歩行をする人間にとっての一番の正義は転ばないことなので、
走法を急に大きく変えてバランスを崩すわけにはいかないのだと思う。
重心よりも前に着地していたのを毎日徐々に後ろにずらしていって、
ようやく真下付近にまでやってきたというのが現状なのだろう。

なので今やっていることを続けていって、
(母指球からの着地・X字状の脚振り等)
その精度が上がっていくのと、
着地地点が後ろにずれていくのとが重なると、
自然と速く長距離を走れるようになるのではないかと考えている。

間違っても、速く走りたい!という気持ちから力んで走らないよう気を付けたい。
ハラのみに力を入れて、その他については基本脱力出来るといいな。

劇的に目に見えて走りが変わったわけではない。
しかし、出来るのと出来ないのでは全く世界が違う。
オッサンになってこんな経験ができるとは思わなかったw
初めて自転車に乗れるようになった頃のように、
この自分の身体に楽しんで乗って走っていきたいと思う。

追記
のちにこの記事を書いて時点では重力を利用できていなかったため、
続編として『【その2】ハラで走れるようになったよ【重力編】』をアップし、
この記事のタイトルを【その1】「ハラで走れるようになったよ【動力源編】
と変更しました。


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10月まとめ [まとめ(月間・年間)]

10月は31日中23日で260㎞走った。
2023年10月まとめ.png

小さな成長を積み重ねて、どうやら或る閾値を超えたらしい。


閾値を超えた時の成長が小さすぎて自分では何が昨日と変わったかは分からない。
だが、確かにハラで走れるようになった。

初めて自転車に乗れるようになったあの日の、
アレ?もしかして今オレ自転車に乗れている?
みたいな感じ。

やることをやって機が熟するのを待つしかないなー、
でもそれは明日かもしれないし数年後かもしれないという状況の中で、
レベルアップのジングルもなければファンファーレもなく、
静かにいつの間にか機が熟していた。
道理を得たとも言えるのかもしれない。

10月はこれに尽きる。
小さな成長のメモポストを貼っつけておく。


















こうやって10月を振り返って見ると、
正しい方向には進んでいると思いつつも迷いも見れて面白い。
自分を信じてよかったな。

11月はこの走りを精練させていきたい。
出来るようになったとは言え、
やっと自転車に乗れるようになったような段階なので、
楽しんで乗っている内に自然と速度や距離が伸びていくように、
自分の身体に乗って楽しく成長していければと思う。


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9月まとめ [まとめ(月間・年間)]

9月は30日中22日で235㎞のランニング。
2023年9月まとめ.png

ちょっと物足りない気もするけど、
夏の暑さが9月の中旬まで続いたのもあるし、
その暑さの疲れが出るころでもあるので無理をせず、
良い感じで走れていると思う。

8月から引き続き、
母指球からの着地の位置を意識して走る。
足底部では母指球から小指球へ自然と流れる位置、
且つ、身体は中心方向へ倒れる位置で着地して重力を利用というもの。
詳しくは記事『【その2】母指球からの着地【どこに着地する?】』参照。
↓こんな感じ。
母指球からの着地gif.gif

んで、この動きをコツコツやっていくうちに左が使えていないことに気づく。

極端に言えばキックボードに左足を乗せて右足だけで推進力を得ていた感じ。
だから左も使えるようになれば2倍とは言わずも1.5倍くらいは、
普通に走れるようになるんじゃないだとうか?と思い始める。
それから左も使えるように意識して走る。すると

いつも「何故か」失速してしまう場所があってその共通点が分かった。
ということは、この時も左はあまり使えていなかったということにはなるが、
意識はしていたので気づくことができたらしい。
この場所のひとつは向かい風の突風が吹きやすい所でそのせいかと思っていた。
左下がり以外の要素も絡んでくるので気づかなかったんだな。
こんな感じで本当の理由を抽出するには、
やはり経験値(走行距離)が必要だと改めて思う。

この慣れない左を使うというのと夏の疲れが重なって、
お疲れ気味で9月の走行距離は伸びなかったけど、
左の体力が付いてくるのと、夏の疲れが取れてくるのとが重なって、
10月はまた300㎞走れるんじゃないかな、と考えている。
無理なく、しかしサボることもなく自然とそうなるようにしていきたい。

とうことで10月は、
母指球からの着地の位置の精度を上げる、
左を意識して使ってその体力・持久力をつけていく、
というのを目標に走っていきたいと思う。
今年の御岳山行きを見据えて、どっかで50~60㎞走も入れておきたいな。
片道だけなら走って辿り着けるという自信がある状態で挑みたいからね。

今年の夏は暑すぎたせいもあるけど、
もう10㎞以上走れないんじゃないか?とか、
もうキロ6分台より速くは走れないんじゃないか?とか、
一抹の不安があったのだが、どうやら大丈夫そうなので、
このまま、コツコツひとあしひとあし走っていきたい。


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8月まとめ [まとめ(月間・年間)]

8月は31日中24日で230㎞走った。
2023年8月まとめ.png

8月も暑かったがコツコツ走れたのが良かった。

この熟達という言葉が、
心のどこかにあった「そろそろブレイクスルーあってもいいんじゃない?」、
という邪まな考えが無くしてくれた。

そうしてコツコツ走って気づいたのが、

着地の位置の意識の仕方。

詳しくは記事『【その2】母指球からの着地【どこに着地する?】』へ。
んで、これを練習していくうちに、
以前「この走りいいな」と思った走りが再現できた。


このX字状の身体の使い方はいずれ記事にしたいと思っている。

去年の末からやってきた母指球からの着地から派生する感覚は、
たぶんこれで打ち止めのような気がしている。
後は、これらの精度を上げていけば自然と速く長く走れるようになるのでは?
と妄想している。

結果的には今の所、長い間ペースが上げられないでいるけど、
腐らずに続けられているのは自分の中では成長を感じられているからだ。
これが同じことをやっていても、
やらされているだけで自主性がなければ指導者を疑ているかも知れない。
機が熟し「熟達」していくには時間がかかるものなんだな。

あと今月はワラーチでの走行距離が2万㎞を超えていたことに気づいた。

5月くらいには達成してたらしい。
今の走り方で最近は足が喜んでくれているので、
もっとペースアップして距離を稼いでいけたらいいなと思う。
「普通に」100㎞走るのも夢じゃないという感じもしているけど、
それが1年後なのか5年後なのか10年後なのかは全くわからない。
今はただ目の前のニンジンを追いかけ続けているという感じ。
まあ今はそれで良いのだろうと思っている。

9月は多少涼しくなってくると思うので、
距離を伸ばしつつ今やっていることの精度を上げていきたい。
月末には60㎞走出来たらいいなと思う。

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【その2】母指球からの着地【どこに着地する?】 [ランニング]

去年の年末あたりから母指球からの着地を試している。
ある程度コントロールできるようになってきて、
(ハラから脚を動かす感じでやっているので大雑把になりがちで難しい)
最初に感じたように着地位置がシビアだとは思わなくなってきて、
ある程度細かい調整も出来るようになってきたタイミングで
合理的と思える着地の位置が見つかった。

それがジャン!↓
母指球の着地位置_R.jpg

脚だけで考えると母指球から着地して「自然と」小指球へ転がる位置で着地。
これは内側にズレる分には甘いが外側にズレると小指球に乗らなくなる。

身体全体で考えると母指球で着地して「自然と」内側へ倒れる位置で着地。
まあ内側というか斜め前なのだが、前後も考えると複雑になるので内側としておく。
こっちの場合は外側にズレる分には甘く、
内側にズレると身体が外側に傾くので次の一歩が乱れて継続性がなくなる。

この自然と小指球へ転がりながら「且つ」自然と身体が内側に倒れる位置、
というのが足の運びと身体の移動に「同時に」重力を使える、
効率的で合理的な着地位置なのではないだろうか!と思い、
ここ最近、この着地位置を目指して日々走っている。

これで走りがラクになったかと言われると、
まだまだ暑いのもあるし、その位置で着地する精度なんてイマイチなので、
何とも言えないというのが正直なところ。
これを継続していっていずれは良い報告が出来れば良いなと思う。

ペースが上がると前方向への慣性が生じる関係で、
左右へ倒れる感覚は薄くなってしまうので、
暑さで自然とペースが上がらないこの時期に、
この着地の感覚を得て練習できているのはとても運が良いのかもしれない。
自分的にはキロ5分30秒くらいまでが、
左右の倒れるのを感じられるペースだと感じていて、
キロ6分くらいが走る感覚もありつつ左右の倒れも感じられる、
丁度良いペースなのではないかと思われる。

今回は左右のみの感覚を書いてみたのだが、
実際には前後の動きもあるし、
X字状の脚振りも意識してるし、
身体が捻られようとするのでそれを耐える力と着地反発を拮抗させる等、
他の要素も複雑に絡み合ってバランスをとっている、
ということも一応記しておこう。

あと、トレイルでもこの着地を意識してみたのだが、
トレイルの場合には足を置ける場所が限られているため、
継続的にひとあしひとあしこの着地位置を意識するのは困難だった。

アスファルト等の安定した地面があってこそ活きる感覚なのかもと思う。
あまり好きではなかったアスファルトの路面だったが、
これで積極的にアスファルトで走る理由が出来てしまったのは嬉しい誤算。
アスファルトでこの感覚を磨いてトレイルでも自在に応用できるように精進していきたい。

追記
画像反転して張り合わせただけだけど。
母指球の着地位置_両足.jpg
これを上手く繰り返していく。

更に追記
GIFにしてみた。
母指球からの着地gif.gif
上体はブレブレだけど、
重心が倒れる矢印の先が安定しているので、
イメージとしてはこんな感じだけど、
実際にはここまではブレてはいない。



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7月まとめ [まとめ(月間・年間)]

7月は31日中23日で233㎞走った。
2023年7月まとめ.png

7月は梅雨明け宣言前からかなり暑く猛暑が続いていたが、
暑熱順化と走り方の切り替え時期が重なってツラかった6月に比べれば、
脚ではなくハラで走れる時間が増えてきたのもあって、
キツくても楽しく走れていたんじゃないかと思う。
振り返って見るとハラを意識してた月間だったらしい。



中旬で走った全区間の1割程度ハラで走れてた。
んで、このころからハラからの脚振りが少し洗練されてきた感じ。


すると脚の道具感が上半身にも現れて新しい感覚が!


身体を捻らせて、その反発を使うのではなく、
身体が捻られそうになるのを堪える力を利用する、ってのがミソ。
んで、暑いながらもコツコツ走っていると、


ハラで走れてる時間が増えてきて、
意識してなくてもハラで走れてる時間も出てくるようになってきた。
思ったよりも成長が早い。
出来れば、長距離を走れない夏の暑い間に、
常にハラで走れるようになれるといいと思っている。

そのために母指球からの着地X字状の脚振りの精度を高めていきたい。


8月も暑そうなので特に目標を定めないで、
毎日・毎回のランのひとあしひとあしを大切に走りたいと思う。




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6月まとめ [まとめ(月間・年間)]

6月は30日中18日で201㎞走った。
2023年6月まとめ.png

6月の前半は暑熱順化と走りの変化が重なってかなりツラい走りが多かった。

あまりにもツラい走りが多かったので6月は1日10㎞以上は走らない!
と決めてからは気持ち的にちょっとラクになった。

これらの言葉や直観を信じてコツコツ走っているうちに少しずつ良くなってきた。


小指球から着地をしようとすると地面を迎えに行って斜めに着きがち。
母指球からの着地をするとそれを防げて、
しっかりと体重が乗る角度で着くことができるようになってきた。

するとお腹の意識にも変化が現れてきた。

これを感じたのはこの日だけだったのだが、
それは確実にある!と思えるので今後毎回のランで感じられ、
操作出来るようになりたいと思っている。

そして、

問題を発見し、

それを意識することで解決に向かうことができた。








こんな流れで良い方向に向かっていると感じている。
走行距離の表を見ての通りペースは遅く全然回復していないように見えるが、
走りの内容はというと、確実に良くなってきているので、
焦らずコツコツひとあしひとあし走っていきたいと思う。


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【飯笹長威斎家直の】香取神宮参詣【お墓参り】 [その他]

佐原観光の後は香取神宮の飯篠長威斎のお墓参りに行ってきた。
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佐原で伊能忠敬先生の偉業に触れて香取神宮へ歩いて向かう。
香取神宮の一の鳥居に辿り着いて、
そこから先に見える山が香取神宮だと勝手に勘違いして歩いていくと、
道は山を左に避けるように続いていて香取神宮まで1㎞の看板を発見した時は、
愕然とした。(大袈裟!)

もう着いたと思ってたのにぃー。
伊能先生とは正反対である。1㎞くらい頑張れよ。
(一応言い訳をしておくと、
  この日は50㎞以上走ってこの地点で70㎞以上自分の足で移動していた。)

仕方なく歩みを進めると道路を挟んで山と反対側に田んぼの風景が現れる。
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おお!いいですねー。田んぼに入る水の音も心地よい♪
と気分よく進むとほどなく香取神宮の赤い二の鳥居が見えてくる。
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わーい♪やっと着いたー!
本来なら参拝を済ませてからのお食事タイムなのだが、
お腹が空きすぎていたので参道の蕎麦屋でざるそばを頂く。
うまー♪生き返る。

ということでお詣りしてこよう!
香取神宮は下総国の一宮。
日本書紀にも登場する武術の神様「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」を祀り、
勝運・交通・災難除けなどにご利益があるらしい。
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杜に囲まれ良い雰囲気。
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本殿では結婚式がちょうど行われていて雅楽の音色が聞こえていた。
勝負をする予定もないので平和な世の中でありますように!
と南無南無しておく。

摂社もいくつかあり、目についた所ではお詣りさせていただいた。
その中のひとつに、桜大刀自神社(さくらおおとじじんじゃ)で拝んでいる時に、
良い風が吹いてきて快く迎え入れてくれているように思え、
武蔵御嶽神社でお詣りする時と同じ感じで心地よかった。
この桜大刀自神社の御利益が縁結びだということで、
期待が膨らむ。
男の人なのか女の人なのか仕事なのか神様なのか土地なのか、
いずれにしてもどんなご縁があるのか、ちょっと楽しみである。(能天気だな!)

そんな御利益を期待してしまう雰囲気を醸し出しているのが、
境内にある御神木をはじめとする大木の数々だろう。
本殿左の三本杉↓
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裏に周っても、
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そして本殿右の御神木
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更に見上げる。
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こんなのもあった。
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次に向かうは要石。
地震を起こすという地中にいる大鯰をこの要石が抑えているという。
この日の前日にはこの辺りを震源とする震度5弱の地震があったから、
訪れるのをやめようかとも一瞬思ったのだが無事に行って帰ってこれて良かった。
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「香取、鹿島の大神、往古この地方尚ただよえる国であり
 地震が多く地中に住みつく大鯰魚を抑える為地中深く石棒を
 さし込みその頭尾をさし通した。香取は凸形、鹿島は凹形である。」
と書いてある。

柵に囲まれているが上から覗き見ることはできる。
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おお!石だ!
別の説明板に「おもいかなうかなめいし。石は意思に通じます。」
と書いてあったので、神足歩行術が体現できますように!とお願いした。
普段は特に自分のお願い事はしたことがないのだけど。

そして最後に向かったのが本日のメインイベント!
飯篠長威斎家直公のお墓参りだ。
↓この塚を上った所にお墓がある。
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標柱はかなり汚れてしまったいたけど、お墓はしっかり手入れされている感じだ。
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右の斜めに刀で上半分が切られているような石が墓石だ。
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南無南無。

塚を反対側に下りる階段がある。
そこを下りるとこの記事の冒頭の写真の石碑が置かれている。

「香取神刀流飯篠氏御霊燈」とある。

香取神道流というと「道」の字が使われるが「刀」になっているのが気になる。
確かに神刀流の方がしっくりくるような気がするな。
この石碑の横に梵字で彫られたような石碑が並んでいる。
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それぞれに榊が供えられていて、しっかりと供養されているのが窺える。

飯篠長威斎家直公は、兵法は平法と言って、
闘わずして勝つのが究極の兵法で無闇に剣術で人を殺めてはいけない、
といった考え方の持ち主だったらしい。
香取神道流目録の巻頭書には、
「兵法は平法なり、男子たる者、平法をしらずしてあるべからず」とある。
心に刻んでおきたい言葉だなと思う。

お墓参りがすんだので、あとは無事に家に帰るだけだ。
2㎞離れた香取駅へかつての表参道を歩いて向かう。
香取神宮のある山から雰囲気の良い道を下りてゆく。
田んぼを抜けて香取の駅へ。
もう少し歩けば利根川の河川敷にある旧一の鳥居も見れたのだが、
電車の時間もあったので、それは次の機会にとっておいた、
というのは強がりで電車の中ではうつらうつらしてたな。
次こそは全部走って辿り着きたい。
精進して再挑戦してやるぜ。



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撃沈後に佐原を観光 [その他]

香取神宮まで走るつもりでいたけれど、滑河駅でDNF。
その後、電車で佐原に移動して観光してきた。

佐原の駅舎が和風でとても良い雰囲気♪
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そして駅前のロータリーには伊能忠敬の銅像と説明版がある。
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金色の説明版に日本地図が透かすように描かれていて綺麗。
銅像は緯度1度を測るために北極星を毎日観測していたということから、
北極星の方向を向いていると説明されている。
バスが邪魔でちゃんとした画像を撮っていないのはちょっと残念。
撃沈後で疲れていたのもあるし…。

駅前から諏訪神社方面に行くと、もうひとつの伊能忠敬の銅像がある。
IMG_20230527_122225488_R.jpg
こちらの銅像は1919年に建立されたもので、
駅前のが没後200年を記念して建てられた2018年のものらしい。
って没後200年以上経ってんだな!
何となく幕末の人ってイメージだったけど、1745年生まれなんだと。
その時代に(幕末でも凄いけど)あんな日本地図を作ってたのか!
伊能先生スゲー!

銅像を後にして佐原観光の中心の忠敬橋(ちゅうけいばし)へ向かう。
その途中の街並みも趣がある。
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10分くらい歩くと忠敬橋に着く。
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おお!これぞ佐原って感じの風景だ。
この小野川から利根川に出て江戸へとつながり、
東北諸藩の年貢米や周辺地域の物資の集積地として栄えていたらしい。
この小野川沿いに古い建物が並び観光名所になっている。
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一回りして最後に行ったのが伊能忠敬記念館。
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伊能忠敬の生まれは佐原ではなく、お隣上総の国の九十九里だったのだが、
17歳で伊能家の婿養子に入って隠居する49歳までに、
酒造業等を営んでいた家業の売り上げを3倍にもしたという。
そして驚くことに、
隠居後の50歳から天文学等を学びに江戸に出て、
55歳から測量を開始して、
1818年73歳で亡くなる2年前まで測量を行っていたという。
スゲーな。
現代なら65歳で定年退職してから勉強初めて、
80歳過ぎまで歩きまくったって感じだろうか。
俺もまだこれからだな!と思う。

そしてこの伊能忠敬記念館の展示には、
地図作成のための測量に実際に使った道具類もあり、
それがガラスケース等に入れられることもなく、
手に取れるような距離で見ることができるのが貴重なところ。
江戸や大坂の職人に作ってもらっていたということだが、
正確な測量には正確な道具がその当時存在していたことで、
伊能忠敬の偉業の陰には知られざる天才達も数多くいたんだなと感じる。

そんな伊能忠敬先生の偉業に触れてから、香取神宮へ向かう。
IMG_20230527_131214873_R.jpg
その道すがらも江戸時代からの建物や明治大正時代の建築っぽい建物もあり、
佐原の街の余韻を楽しみながら歩く。

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良い雰囲気の傘屋さん。番傘が表にあったら買ってたかも。

そしてしばらく歩くと香取神宮の一の鳥居に到着!
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この鳥居の向こうに見える山が香取神宮だぜ!と思ったら、
その倍は歩かされたからね!
(この日は50㎞以上走った後だということを斟酌していただきたい。)

ということで、次の記事は香取神宮をご紹介。


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5月まとめ [まとめ(月間・年間)]

5月は31日中19日で329㎞のランニング。
2023年5月まとめ.png

300㎞走れたのと、
先月撃沈した100㎞チャレンジと同じコースをもう1度挑戦出来たのが収穫。

撃沈したのは給水や補給の失敗ではない、ということが分かった。
50㎞以上走って筋肉痛や脚のトラブルもなかったので、
只単に脚じゃなく体幹で走る持久力が50㎞程度なのかもしれない。
体幹が売り切れたのでじゃあ以前のように脚で、とならないみたい。
以前の悪いクセが出にくくなったとも言えるし、
もしそうなら嬉しいことじゃないか。

走りが変わってきたのが去年の11月頃だった印象が強かったので、
その頃から脚を使わずに体幹で走れているような気がしていたのだが、
脚の道具感(体幹で走れている証拠)が出てきたのが3月で、
それが毎回のランで感じられるようになってきたのが4月だった。
それを考えれば、まだまだ駆け出しの身だということだろう。

ちょっと安心した。
 (今までやってきたことが間違ってたのかもとも思ってたので)


んで、
その脚の道具感に慣れてきてしまって
漫然と走ることが多いかなと思っていた所に、
新しい意識の仕方を偶然発見した。

踵と地面の間に余裕がある上り坂で踵を踏む練習、
着地までの間に余裕がある下り坂で腹を着地地点の上に入れ込む練習、
それぞれの良い機会ととらえると飽きもこずに走れるというもの。
平地では直前で意識していたことを継続して意識することで、
常に良い感じで走れるようになってきた。

これに慣れてくると、
上り坂でも腹を入れ込んだり、下り坂でも踵を踏めたりと、
こういう路面状況ではこうすればいいのだな、
ということを身体が勝手にやってくれるようになり、
より走る稽古が捗ってきていると感じるようになった。

また、同時に「着地直前の間」を意識することで、
より踵を踏めて、より腹を入れ込めるようになる。


こんな風に上手く走れている気がしていたので、
リベンジを果たすべく先月に続いて100㎞チャレンジをした次第だが、
残念ながらほとんど同じ結果になってしまったわけであります。

しかしながら、
50㎞までなら日常生活に支障をきたすこともなく走れるようになった、
ということでもありソコソコのランナーになれたんじゃないか、
という気もする。

あとは距離を伸ばしつつスピードをつけるだけだ。
という楽観的な感じで走っていきたい。



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