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【その5】ワラーチで81㎞移動したよ【撃沈レポ】 [ランニング]

60㎞地点の手前でもう走れなくなってしまった。
左足裏が痛すぎて歩くのでも痛い。
しかも路面はガレた舗装道路。
一度止まるとまた歩き出す時に凄く痛いので、黙々と歩き続ける。
もしかしてでんぐり返しで進んだ方が楽で速いかもしれないな、
なんて思いながら歩く。
颯爽と走り去るロードバイクの人が羨ましい。
今朝の段階では60㎞くらいまでは今までも走ったこともあるし、
ペースが落ちたとしても走れるだろうなぁと思ってた。
だけどこうして歩いてる。

あと14㎞。
ランナーなら14㎞くらいすぐっていうイメージだけど、
それは走れればの話で、歩きの14㎞はとてつもなく遠かったぞ。
しかもここにきて陽射しがキツく遮る物がなにもない。
ちょっとだけ肌がヒリヒリするだけでもツラい。

なのに更にトラブル発生。
見沼代用水沿いを辿ってきたつもりだったのに、
川の表示が「一級河川 星川」となっているのを見てまた気が遠くなった。
ここにきて道を間違えるとか・・・・。
どこかで分かれ道があったかな?と思い返すも分からない。
マジか・・・・、マジなのか・・・・。

ん、そう言えば「緑のヘルシーロード」を辿ってきたはずじゃないか!
1㎞以内にあの看板がなければ道を間違えたということだ、と思ってそのまま進む。
不安の中を進む1㎞(もなかったけど)は更に遠い。
果たして「緑のヘルシーロード」の看板は、あった!!!
後で調べたら見沼代用水は一部星川と合流しているということだ。
(ちょっと意味がよくわからないけどw)
くそー、ヒヤヒヤさせやがって。

そして緑のヘルシーロードが残り10㎞の表示になった!
キロ7分でも走れれば70分で終われる!
と思って走り出したけど1㎞も走れず(ログを見たら400mくらい)、
その後も4回ほど走ろうと思って走り出すも100mももたずというのを繰り返した。
道沿いにあったトイレででオシッコの色を確認すると、
結構な濃さで水分不足を認識して走るのを諦め歩くことに集中した。
水も残り少ないしね。

救いだったのは環境音が静かで癒されたということ。
水の流れる音や鳥の鳴き声や水鳥の着水音、ロードバイクの走る音。
朝家を出てからこんなにも長い時間静かな時間を過ごしたのは、
いつ以来だろうか?
静かな場所へ出かけるのでも車や電車を使うと台無しだという心境になった。

なんて考えているうちに、とうとう秩父鉄道の踏切を渡る。
この秩父鉄道では「鉄分」補給はできなかったけど、そんなことはどーでもいい!
秩父鉄道の線路を渡るということはもう利根大堰が近いということだ!
やったぜ!もうすぐ終われる!
久しぶりに自販機も発見し水も補給できた。

やっと終わりが見えてきた!
長かった。長かったよー。
今回の記事はビックリマーク!が多めで興奮気味だと思われそうだが、
歩いている時はそこそこ冷静だったw
記事を書いている今興奮しているだけだ。
(レポを書き終えるまでがウルトラです。)

淡々と見沼代用水沿いを歩く。歩く。歩く。
足は痛いけど、歩く。歩く。歩く。
おっ遠くに山々が見えてきた!歩く。歩く。歩く。
あれが榛名山だろうか?歩く。歩く。歩く。
池袋から見た秩父の山々より遠いな。歩く。歩く。歩く。
関東平野広すぎぃ。歩く。歩く。歩く。
見沼代用水関連の公園らしき横を歩く。歩く。歩く。
終点らしきところが見えてきた!歩く。歩く。歩く。

そして利根川沿いの県道を渡って土手を登るとそこは、
利根大堰!
DSC_0287 (2).JPG
デケー!!!

お分かりいただけるだろうか?川の向こうに見える雷雲を!
(無事に家に帰るまでがウルトラです。)

ここまで~75㎞ もう1回だけ つづく。

羽生までペース表その5.png


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