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5月まとめ [まとめ(月間・年間)]

5月は31日中18日で242㎞のランニング。
2022年5月まとめ.png

例年の5月ならば長距離走に失敗してあーだこーだ言ってる時期だが、
今年は黄金週間に右足の中足骨に疲労骨折の兆候が出たのと、
その後の忙しさのため100㎞チャレンジもフルを超える距離も走れず、
淡々と走れる時に走れる距離を踏んでいったという月だった。

というと調子が悪かったように感じるかもしれないけど、
走りの内容な中々良いことが多かったように思える。
裸足でのウォーキングをしてみたり、周回コースを右回りで走ってみたり、
と新しいことを始めてみてコレガ結構走りに良い影響を与えてくれそうなのだ。

また『猫の妙術』の原文が収録された『天狗芸術論・猫の妙術』を読んで、
今後に取り組むべきことがハッキリとした気がしている。
5月中に何度か記事にしようと思っていたけど中々感じたことをまとめることが出来ずに、
5月が終わってしまった。
6月中にはこの『天狗芸術論・猫の妙術』を記事にしておきたいと思う。
IMG_20220505_134427622a.jpg

6月は暑熱順化を進めつつ、今年に入ってから続けている「胸を出して走る」を継続し、
(実は感覚としては「腹を張る」方が大切なのだが)
淡々と走っていけば、フローにも入れるようになりそうだし、
「スムーズに」を体得して多少速く走れるようになるような気がしている。
まあ調子良く楽しく走れているということだ。


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【ギリギリ】疲労骨折しかけたぜ【セーフ?】 [ランニング]

去年の5月に右足の中足骨を疲労骨折して1年が経ち、
しっかり動きを見直して改善してもう心配ないと思っていたのに、
日課になっている足のストレッチの最中に、
左足の中指と人差し指の間をグリグリしてたら中指にピキーンと痛みが走った。

ヤバい痛みのヤツだ!

瞬間的に骨だと理解した。
試しに上から押してみる。

痛くなーい!

どうやら、左足中足骨の人差し指側の側面が患部らしい。
まだ折れてはいないけど、このまま走るのは危険と判断。
4日ランオフしてグリグリしても痛みが無くなったのでラン再開。
5日で4回60㎞走った所でまたグリグリした時に痛みがぶり返した。
そして再び3日ランオフして痛みは消えた。

走りながら原因を探ってみる。
右足を疲労骨折した時のように地面を押すということはあまりしていない。
ちょっと前気味に着地しているのは自覚しているけどそれは右足も同じだし、
それを言うなら右足の方が効き足である分強く使っているので、
左足に負担がかかるというのが解せない。

なんて思っていたところ、左右差を考えるようになった。
いつも周回コースを左回りばかりで走っているので、
左に曲がる時に身体の左側が少し窮屈に感じることがある。
それと最近、ラン後に右の腹斜筋に張りが出るけど左は出ないのが気になっていた。

この辺の所を意識して生活していたところ、
どうやら左の方が腹圧のかかりが弱いかもしれないと気が付いた。

おお!これかも知れない!

つまりは左の腹圧が弱いためにサスペンションが効いていない状態になって、
その負担が左足の中指の中足骨にきてしまったのかも。
う~ん、こんな故障の仕方もあるんだな。
腹圧に左右差があるなんて考えてもみなかったよ。

対処としては、左側にもしっかりと腹圧をかけるということと、
左回りばかり走らないで右回りで走る機会も作るといいうことで良いだろうか。

まあ、これで合っているかは分からないけど、とりあえず意識してやってみる。
「胸を出して走る」ようになってから少しペースが上がって、
普通にキロ4分台で走れるようになってきているので、
弱いところに負荷がかかりやすくなっているのかも知れない。

この一連の流れを成長の一過程とみて、
慎重になりすぎずに、かといって大雑把にならないようにしたい。
『五輪書』でいうところの「鼠頭午首」、
イタリア人映画監督風に言えば「天使のように大胆に、悪魔のように繊細に」、
といったところだろう。

去年の右足の疲労骨折の後は、多くの気づきで成長させてもらったので、
今回も多少なりとも、何らかの気づきをもたらしてくれることに期待したい。


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【本当の】新釈 猫の妙術【道理】 [その他]

『4月まとめ』でも触れた『猫の妙術』が面白かったので紹介したい。

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どういった本かというと
鼠捕りの名人である古猫が他の猫と一人の剣術家に教えを説く
というもの。

コミカルな感じでとても読みやすいのだが、その内容はとてつもなく深い。
宮本武蔵の『五輪書』との共通点もあって、よりその理解を進めてくれる。
この本でアハ体験をした人も多いのではなかろうか、と思う。

時代は江戸中期。
ある流派で免許皆伝まで許されたものの何か物足りなさを感じている、
猫と話せる剣術家、というのが主人公の勝軒という男。
この勝軒の家に猫ほどの大きさのネズミが現れ暴れまわる。
家猫では歯が立たないので、
腕に覚えあり!という猫を次々を連れてくるも皆惨敗。
最後に連れてきた、庭から縁側に上がるのも覚束ないような古猫が、
見事その大ねずみを仕留めてしまう。
というのが第一章。

第二章では負けた猫たちの敗因をそれぞれ古猫に教えてもらい、
第三章では剣術家の勝軒が古猫に教えを乞う、
という3章と訳者さんの解説(これも面白い!)という構成の本になっている。

腕に覚えあり!という猫たちは、それぞれ自信満々にネズミに挑むのだが、
その自信がフリとなっているのが現代のお笑いの原点を見てるようで興味深い。
第二章では、古猫がそれぞれの猫の敗因を語り、
各々の猫がどうやってネズミを捕るのかを聞き出すのに、
「それは立派じゃの」とか
「なるほど、それじゃ、鼠のほうもたまらんだろうな」とか
「たいしたもんじゃのう」とか
負けた猫をたちを調子に乗らせて色々と語らせる場面も面白い。
そして「しかし、おぬしも負けたそうじゃな」とくる。

そんなコミカルな雰囲気から敗因を語り出すと説得力があって引き込まれてしまう。
「道理」、「浩然の気」、不自然な「念」と道理をもたらす「感」、
が語られ、それらが一々面白く興味深い。
要は「本当の道理」を得られるように鍛錬しないさい、ということだと思う。

第三章では剣術家の勝軒が古猫に奥義を尋ねるが、結局奥義などないと言われる。
これは第二章で、
「単純、簡潔な技の中にこそ、無限の変化を可能とする道理が含まれている」
と黒猫に説いたことにもつながる。

「道理」を得るのは難しいが、
「誰の内にも必ず道理はあるからな」と言ってくれている古猫に優しさを感じる。
結局「道理」とは言葉では言い表せられないものなので経験から得るしかない、
というようなことが語られていて「五輪書」の「空の巻」と重なる。

最後に訳者の方の解説があり、これもまた面白い!
現代の視点で例えてくれているので分かりやすい。
理解が深まるので、また最初から読みたくなってしまう。
というわけで、しばらくはループして何回も読んでしまいそう。

「五輪書」が世間に知られるのが明治時代に入ってからなので、
「猫の妙術」の著者が「五輪書」を参考にしたとは思えない。
しかし共通点が多くそれぞれがそれぞれを補完しあうような不思議な感じ。
「五輪書」を読んで面白いと思った人には、是非是非お勧めの一冊。



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4月まとめ [まとめ(月間・年間)]

4月は30日中18日で264㎞のランニング。
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「胸を出して走る」持久力が上がって20㎞は走れるようになってきた♪

いえい!

と調子に乗っていたら体調不良(下痢と嘔吐)で20日から3日ランオフ、
ランニング再開して「さあ、これからだ!」と思ったら左足中足骨に疲労骨折の兆候が…。
で、また3日ランオフしてみて、まあどうやら大丈夫そう。
1周1㎞ちょっとのコースを左回りでグルグルした時の走り方が原因だったと思われる。
グルグルする時は右回りも検討しないとなー、と思ってた所だから丁度良い機会かもしれない。

で、この2回のランオフ中にそれぞれ気づきがあったので、
やはり怪我の功名とか万事塞翁が馬を実感した。

気づきのひとつが前回の記事で紹介した
「動きではなく力を見る」ということ。
これはこれからの走りに大きな飛躍をもたらしてくれそうな予感がしている。

もうひとつの気づき、というか出会いが『猫の妙術』という本。

江戸時代の中頃に書かれた「剣術指南本」なのだが、
具体的な指南はなく取り組み方とか向き合い方を教えてくれていて、
「五輪書」を読んで面白いと感じた人には超絶おススメする。


こんな感じで成長に必要な技術や考え方が、ちょうど必要な時に現れてくれる、
というような好循環な流れの中にいれているので、
この流れに逆らわないようにいいように流されていきたいと思う。

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