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7月まとめ [まとめ(月間・年間)]

7月は31日中24日で284㎞走った。
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今年は梅雨が早くに明けたお陰で暑熱順化も7月2日に完了した。


暑熱順化が完了したからといって暑さの中普通に走れるわけではなく、
毎日ヒーヒー言いながら走っている。
熱中症の心配が少なくなったといったところだろうか。

そんな風に走っていると良いこともある。




これまでも何となく感じていた太ももへの着地衝撃。
それが嫌なものとして一旦認識すると同じ感覚が危機感にまでなってしまうらしい。
その後極端に太ももで着地衝撃を感じることもないので、
そのダメな動きを再現してしまったときにどうなるかは興味深い。

あと新しいガーミンを買った。
土日によく走る周回コースでどうも多く走らされてる感があって、
その新しいガーミンで試してみたところ、やはり短く計測されていた模様。
まあ実際よりも長く表示されて実は100km走ってませんでしたー、ってよりはいいんだけど。
IMG_20220731_183700894~2_R.jpg

ガーミンPayでSuicaが使えるのでこのクソ暑い季節丸腰で走りに行くのに便利。
いつでも自販機で水分補給できると思えるだけで実際に買わなくても心持ちが違う不思議。

8月は一度でもフローに入れるといいなと思っている。
無心無我応用無碍な走りを目標にしていきたい。
酷暑と言ってもよい気象が続いているので、
この暑さの中、別の意味で「意識薄い系」ランナーにならないように気をつけたいと思う。

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【映るとも】天狗芸術論・猫の妙術【月も思わず】 [その他]

『新釈 猫の妙術』が面白かったので原文を読んでみたくなり、
『天狗芸術論・猫の妙術』を入手して読んでみた。
IMG_20220505_134427622a.jpg

「猫の妙術」を目的として購入したのだが、「天狗芸術論」が更に深堀りした感じで面白い。
「天狗芸術論」を読ますために「猫の妙術」が書かれたんじゃないか?と思わせる内容だった。

「天狗芸術論」の芸術とは武芸つまりは剣術のことをいう。
行き詰まりを感じる剣術者が天狗に剣術の教えを乞うといった内容のお話だ。

と、ここまで書いて2か月近く経ってしまった。
読めば読むほど理解が進むのだが、そのたびに言葉にするのが難しくなってしまう。
どう紹介して良いのやら分からなくなってしまったのだが、
具体的に「気」について書かれてる部分があって、
それを続けていたら身体的にも変化があったので、それを紹介しよう。

先づあふのけに寝て肩を落し、胸と肩とを左右へ開き、手足をこころのままに伸べ、手を臍の辺り虚欠の所に置き、悠々として万慮を忘れ、とやかくと心を用ふることなく、気の滞りを解き、気を引さげ、指の先までも気の往きわたるやうに気を総身に充たしめ、禅家の数息観のごとく呼吸の息を数へ居るに、初めの内は呼吸あらきものなり。漸々に呼吸平らかになる時、気を活して天地に充つるがごとくすべし。息をつめ気を張るにはあらず、気を内に充たしめて活するなり。

おお!これは『日本の弓術』での丹田呼吸法を別角度で具体的にしてくれてるじゃないか!
「胸と肩とを左右へ開き」って所が『日本の弓術』で述べられてなかったな。
これを続けていると気が活してくるぜ!を教えてくれている。
かくの如くすること五七日或は十日二十日のうちに修して、みづから快きことを覚ゆべし。快き時は猶々此術を行ふべし。気収まりたらば気を活すべし。惰気にひかるべからず。気総身にみつるが如くわづかに心を活すれば、気活するものなり。

んで、ワクタクシの場合は二十日どころが2カ月ほどかかってしまったのだが、
身体に具体的に変化が現れてきてくれた。

この猫背の頂点の詰まり(具体的には記事『胸を出して走る』参照)は、
解消しつつあると思っていたけど、これで完全に胸部の力みが取れればいいなと思う。

「天狗芸術論」では「気」を修してというのを繰り返し繰り返し述べている。
「事(わざ)は気をもって修し、気を心を乗せて動くものだから無心でなくてはならない」
というようなことを表現を変えて繰り返し繰り返し教えてくれる。
しかし、
事(わざ)は習熟にあらざれば気こつて形自在ならず。

と事(わざ)の習熟がなければ気は滞るものだ、とも言っているので、
鶏が先か卵が先か、みたいな話になってきて、
分かったような分からないような感じになってしまう。
この辺は頭で考えるのではなく「体得」すれば自然と納得できるものなのだろうと思う。
今の芸者、心体不動の応用無礙自在なる所をしらず。意識の巧を用ひて末の事に精神を費やし、是を以て自ら得たりと思へり。

江戸の中期でも、このような言われようなのだから、現代では更に遠い世界なのかもしれない。
でもまあ知ってしまったからには目指さずにはいられないよね。
敵に向つて生を忘れ、死をわすれ、敵をわすれ、我を忘れて、念の動ぜず、意を作さず、無心にして自然の感に任するときは、変化自在にして応用無礙なり。

この無心とか無我の境地が今でいうフロー状態の一種であると思われる。
(フローについては記事『【ちょっとフローに】超人の秘密その1【入ってくる】』参照)
それこそ自在にフローに入れるのが条件となりそうなので、
道は遥か遠い。

だが、とりあえずは「気」の修し方は教えてくれているので、
それを手がかりにどうにか無心・無我に近づけるように精進していきたい。

また無心に関して短歌を用いてヒントをくれているので最後に紹介したい。
うつるとも月もおもはずうつすとも水もおもはぬ広沢の池

此御歌の心にて、無心自然の応用を悟るべし。又一輪の明月天にかかつて、万川各一月を具ふるがごとし。光を分けて水にあたふるにはあらず。水なければ影なし。亦水を得てはじめて月に影あるにあらず。万川にうつる時も一水に移らざるときも、月において加損なし。又水の大小をえらぶことなし。是を以て心体の妙用を悟るべし。


『猫の妙術』を読んで面白いと思った人には是非是非おススメの本だと思う。

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6月まとめ [まとめ(月間・年間)]

6月は30日中21日で276㎞走った。
まさかの6月(27日だったかな?)の梅雨明けでヒーヒー言いながら暑熱順化しております。
2022年6月まとめ.png

6月は調子良く走れていて、
「力を見ながら走る」のが毎回のランで出来るようになってきた。
これがラクに走ることにつながっている。
更に最近の猛暑のお陰で「いかにラクに走るか」以外のことは、
走っている時にはあまり考えられなくなっているという状況で、
疑似ウルトラマラソン終盤の走りが毎回できている感じ。
10㎞のランで体験できるなんて、お得じゃないかw

あとですねー、2月から履き始めている一本歯下駄の効果が現れてきて、
下駄を履いていない普段の生活やランニングの中でも、
「あっ、いま体幹をつかって身体をコントロールしたな」
という場面がちょくちょくと出てくるようになってきた。

これがどう走りに影響しているかというと、
足の疲労が無くなってきているというか、疲れ方が変わってきたということ。
足に張りが出ることはなく、「何か」疲れている状態。
その「何か」が今まで使ってこなかった体幹部分だと思うのだが、
これはいずれその部分の持久力が付いてくれば克服できるんじゃないかと思う。

あと体幹を使えていることによって重心を意識しやすくなった。
重心を意識してそれを前に出すと筋力を使わずに重力を利用して走れる。
ああ!だから足が疲れないのか!をこれを書きながら気づくというw
この重力を利用する感じがまた「力を見ながら」走るにつながる。

色んな(体得した)知識が繋がっていくこの面白さ!
何かここ最近は凄い体験をしているのかもしれない。

こんな感じで暑さでヒーヒー言いながらも楽しく走れているのが嬉しい。
暑熱順化が済んだら真夏の川越街道往復して100㎞走るんだ!ウソです。
それくらい調子に乗っているということかな。

7月もこのままの感じで走っていきたい。


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