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【飯笹長威斎家直の】香取神宮参詣【お墓参り】 [その他]

佐原観光の後は香取神宮の飯篠長威斎のお墓参りに行ってきた。
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佐原で伊能忠敬先生の偉業に触れて香取神宮へ歩いて向かう。
香取神宮の一の鳥居に辿り着いて、
そこから先に見える山が香取神宮だと勝手に勘違いして歩いていくと、
道は山を左に避けるように続いていて香取神宮まで1㎞の看板を発見した時は、
愕然とした。(大袈裟!)

もう着いたと思ってたのにぃー。
伊能先生とは正反対である。1㎞くらい頑張れよ。
(一応言い訳をしておくと、
  この日は50㎞以上走ってこの地点で70㎞以上自分の足で移動していた。)

仕方なく歩みを進めると道路を挟んで山と反対側に田んぼの風景が現れる。
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おお!いいですねー。田んぼに入る水の音も心地よい♪
と気分よく進むとほどなく香取神宮の赤い二の鳥居が見えてくる。
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わーい♪やっと着いたー!
本来なら参拝を済ませてからのお食事タイムなのだが、
お腹が空きすぎていたので参道の蕎麦屋でざるそばを頂く。
うまー♪生き返る。

ということでお詣りしてこよう!
香取神宮は下総国の一宮。
日本書紀にも登場する武術の神様「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」を祀り、
勝運・交通・災難除けなどにご利益があるらしい。
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杜に囲まれ良い雰囲気。
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本殿では結婚式がちょうど行われていて雅楽の音色が聞こえていた。
勝負をする予定もないので平和な世の中でありますように!
と南無南無しておく。

摂社もいくつかあり、目についた所ではお詣りさせていただいた。
その中のひとつに、桜大刀自神社(さくらおおとじじんじゃ)で拝んでいる時に、
良い風が吹いてきて快く迎え入れてくれているように思え、
武蔵御嶽神社でお詣りする時と同じ感じで心地よかった。
この桜大刀自神社の御利益が縁結びだということで、
期待が膨らむ。
男の人なのか女の人なのか仕事なのか神様なのか土地なのか、
いずれにしてもどんなご縁があるのか、ちょっと楽しみである。(能天気だな!)

そんな御利益を期待してしまう雰囲気を醸し出しているのが、
境内にある御神木をはじめとする大木の数々だろう。
本殿左の三本杉↓
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裏に周っても、
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そして本殿右の御神木
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更に見上げる。
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こんなのもあった。
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次に向かうは要石。
地震を起こすという地中にいる大鯰をこの要石が抑えているという。
この日の前日にはこの辺りを震源とする震度5弱の地震があったから、
訪れるのをやめようかとも一瞬思ったのだが無事に行って帰ってこれて良かった。
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「香取、鹿島の大神、往古この地方尚ただよえる国であり
 地震が多く地中に住みつく大鯰魚を抑える為地中深く石棒を
 さし込みその頭尾をさし通した。香取は凸形、鹿島は凹形である。」
と書いてある。

柵に囲まれているが上から覗き見ることはできる。
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おお!石だ!
別の説明板に「おもいかなうかなめいし。石は意思に通じます。」
と書いてあったので、神足歩行術が体現できますように!とお願いした。
普段は特に自分のお願い事はしたことがないのだけど。

そして最後に向かったのが本日のメインイベント!
飯篠長威斎家直公のお墓参りだ。
↓この塚を上った所にお墓がある。
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標柱はかなり汚れてしまったいたけど、お墓はしっかり手入れされている感じだ。
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右の斜めに刀で上半分が切られているような石が墓石だ。
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南無南無。

塚を反対側に下りる階段がある。
そこを下りるとこの記事の冒頭の写真の石碑が置かれている。

「香取神刀流飯篠氏御霊燈」とある。

香取神道流というと「道」の字が使われるが「刀」になっているのが気になる。
確かに神刀流の方がしっくりくるような気がするな。
この石碑の横に梵字で彫られたような石碑が並んでいる。
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それぞれに榊が供えられていて、しっかりと供養されているのが窺える。

飯篠長威斎家直公は、兵法は平法と言って、
闘わずして勝つのが究極の兵法で無闇に剣術で人を殺めてはいけない、
といった考え方の持ち主だったらしい。
香取神道流目録の巻頭書には、
「兵法は平法なり、男子たる者、平法をしらずしてあるべからず」とある。
心に刻んでおきたい言葉だなと思う。

お墓参りがすんだので、あとは無事に家に帰るだけだ。
2㎞離れた香取駅へかつての表参道を歩いて向かう。
香取神宮のある山から雰囲気の良い道を下りてゆく。
田んぼを抜けて香取の駅へ。
もう少し歩けば利根川の河川敷にある旧一の鳥居も見れたのだが、
電車の時間もあったので、それは次の機会にとっておいた、
というのは強がりで電車の中ではうつらうつらしてたな。
次こそは全部走って辿り着きたい。
精進して再挑戦してやるぜ。



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撃沈後に佐原を観光 [その他]

香取神宮まで走るつもりでいたけれど、滑河駅でDNF。
その後、電車で佐原に移動して観光してきた。

佐原の駅舎が和風でとても良い雰囲気♪
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そして駅前のロータリーには伊能忠敬の銅像と説明版がある。
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金色の説明版に日本地図が透かすように描かれていて綺麗。
銅像は緯度1度を測るために北極星を毎日観測していたということから、
北極星の方向を向いていると説明されている。
バスが邪魔でちゃんとした画像を撮っていないのはちょっと残念。
撃沈後で疲れていたのもあるし…。

駅前から諏訪神社方面に行くと、もうひとつの伊能忠敬の銅像がある。
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こちらの銅像は1919年に建立されたもので、
駅前のが没後200年を記念して建てられた2018年のものらしい。
って没後200年以上経ってんだな!
何となく幕末の人ってイメージだったけど、1745年生まれなんだと。
その時代に(幕末でも凄いけど)あんな日本地図を作ってたのか!
伊能先生スゲー!

銅像を後にして佐原観光の中心の忠敬橋(ちゅうけいばし)へ向かう。
その途中の街並みも趣がある。
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10分くらい歩くと忠敬橋に着く。
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おお!これぞ佐原って感じの風景だ。
この小野川から利根川に出て江戸へとつながり、
東北諸藩の年貢米や周辺地域の物資の集積地として栄えていたらしい。
この小野川沿いに古い建物が並び観光名所になっている。
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一回りして最後に行ったのが伊能忠敬記念館。
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伊能忠敬の生まれは佐原ではなく、お隣上総の国の九十九里だったのだが、
17歳で伊能家の婿養子に入って隠居する49歳までに、
酒造業等を営んでいた家業の売り上げを3倍にもしたという。
そして驚くことに、
隠居後の50歳から天文学等を学びに江戸に出て、
55歳から測量を開始して、
1818年73歳で亡くなる2年前まで測量を行っていたという。
スゲーな。
現代なら65歳で定年退職してから勉強初めて、
80歳過ぎまで歩きまくったって感じだろうか。
俺もまだこれからだな!と思う。

そしてこの伊能忠敬記念館の展示には、
地図作成のための測量に実際に使った道具類もあり、
それがガラスケース等に入れられることもなく、
手に取れるような距離で見ることができるのが貴重なところ。
江戸や大坂の職人に作ってもらっていたということだが、
正確な測量には正確な道具がその当時存在していたことで、
伊能忠敬の偉業の陰には知られざる天才達も数多くいたんだなと感じる。

そんな伊能忠敬先生の偉業に触れてから、香取神宮へ向かう。
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その道すがらも江戸時代からの建物や明治大正時代の建築っぽい建物もあり、
佐原の街の余韻を楽しみながら歩く。

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良い雰囲気の傘屋さん。番傘が表にあったら買ってたかも。

そしてしばらく歩くと香取神宮の一の鳥居に到着!
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この鳥居の向こうに見える山が香取神宮だぜ!と思ったら、
その倍は歩かされたからね!
(この日は50㎞以上走った後だということを斟酌していただきたい。)

ということで、次の記事は香取神宮をご紹介。


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