【レポその3】玉川上水 雑木林ゾーンから羽村河口堰25~44km【エア柴又】 [ランニング]
西武多摩湖線の線路を渡るとボーナスステージの始まりだ。
小平という地名が見えてくると、#玉川上水 は雑木林ゾーンへ。
— 走るおむすび (@hasiruomusibi) 2018年5月27日
ここから先は走っていて楽しい♪ pic.twitter.com/kj7R4pbV1o
土の路面、陽射しを遮る木々の緑のお陰で気持ち良く走れる。
玉川上水本流より路面近くを流れる分水された新堀用水の流れる音や野鳥の声が心地よい。
この区間は左岸(遡る場合の右側)は走りやすい土の路面、
右岸は多少のアップダウンと木々の根っこを避けながらのトレランコースのようになっている。
左岸。左が玉川上水本流で右の石垣が見えるのが新堀用水。
右岸のトレイル(ブレてて御免なさい)。
試走の時は、砂利道ゾーンが終わってのボーナスステージを楽しむべく左岸を主に走った。
今回は草履型ワラーチで走ってたため砂利道ゾーンで足を削られなかったので、
右岸のトレイルゾーンを楽しんだ。
木の根や石を避けるため「今」に集中して走る。
時折ちょうちょがが通り過ぎて行き、クラッシュバンディクーみたいで面白い。
(初代しかやったことないけど)
と調子に乗って走っていると右足の人差し指の付け根辺りで石をまともに踏んでしまった。
あたーーーーーーー!!!!!
と声を上げてしまうくらい痛かった。
誰もいない場所で良かったと思うくらいの声。
本当に痛かった。
これが往復88㎞を目指さず60㎞に達してすぐに走るのをやめた原因のひとつ。
この先のちょっとした砂利道もキツく感じるほどのダメージで精神的にも削られた。
この「あたー!」がボーナスステージ終了のお知らせとなった。
それでも走れないわけではないので進んでゆくと、小平監視所に到着。
#玉川上水 で唯一直接水に触れられる小平監視所付近
— 走るおむすび (@hasiruomusibi) 2018年5月27日
でもこの水は下水処理水だという。
えっ?羽村から流れが続いていると思って
四谷から走ってきたんですけど???
と一瞬思ったけど考えちゃいけない考えちゃいけない考えちゃいけない・・・・・
と現実逃避 pic.twitter.com/GQFJ3Opvv9
今は流れがつながっていないのは何とも残念。オブジェみたいな滝になっているのも残念。
ツイッターの画像は試走の時のもの。本番では流れに下りることなく心置きなくスルー。
しばらく行くと玉川上水駅に到着。
#玉川上水 は小平監視所を越えると護岸されてはいるけど、
— 走るおむすび (@hasiruomusibi) 2018年5月27日
水面が近くなって目と耳で流れを楽しませてくれる。
西武線と多摩モノレールの玉川上水駅は三鷹駅以来(14kmぶり)のエスケープポイント。リタイヤ候補地。 pic.twitter.com/u0zx93M7ms
復路でここをちょっと越えて60㎞に達したら、この駅に戻って来るかもと思いながら通過した。
やがてトレランゾーンは終わり、市街地ゾーンに入って行く。
すると意外なものが現れる。
#玉川上水 と残堀川が立体交差している「ふせこし」
— 走るおむすび (@hasiruomusibi) 2018年5月27日
おお!すげー!と思ったけど明治に入ってからのもの。
見沼代用水では江戸時代からこの技術が利用されている。 pic.twitter.com/PUgARPBntZ
残堀川の下を玉川上水が流れているという構造。
エア柴又のコースの別の候補だった見沼代用水の「ふせこし」を見に行くという計画もあったので、
試走の時にはちょっと興奮した。
(「ふせこし」については、さいたま市の『見沼田んぼのホームページ』が分かりやすい。)
この先、昭和の森ゴルフコースがある右岸は通れないゾーンがある。
その左岸の歩道がウッドチップかコルクのようなもので舗装されていて、
柔らかい路面が痛めた足に優しく、とても走りやすい。フカフカなのだ。
全ての路面がこれで出来ていればいいのにと思うほど堪えていた。
拝島駅を越え日光橋公園を通ると八高線の鉄橋の下をくぐる。
八高線の鉄橋の下を流れる #玉川上水 pic.twitter.com/yFP6QToYHv
— 走るおむすび (@hasiruomusibi) 2018年5月27日
するとすぐに水喰土(みずくらいど)公園に出る。
この凄い名前の由来は、江戸時代、玉川上水の堀を掘っても掘っても厚い砂利層が水を吸込んだことらしい。
3度目の正直でやっと江戸まで水を送ることができた玉川上水なのだが、
1度目は岩盤にぶち当たったためで、2度目がこの水喰土のために失敗に終わった。
現玉川上水のすぐ脇に2度目の掘削の跡が残されており、
ちょっとしたルートの差で失敗と成功が分かれることがわかるポイントなので、
ブラタモリでもぜひ訪れて解説してほしいと思う。
この水喰土公園からは、玉川上水と並走できないゾーンが多くなるけど、
それは多摩川と折り返し地点の羽村河口堰が近いという証拠。
もうひと踏ん張り。
いよいよ羽村河口堰が近い #玉川上水
— 走るおむすび (@hasiruomusibi) 2018年5月27日
拝島を越えてからの玉川上水は並走できる所が少ない。 pic.twitter.com/axQaxIte1A
だけど試走の時は、この玉川上水の流れが見えない地点で走ることができなくなり、
熱中症になりながら歩いたので、とても長く感じた。
暑熱順化のトレーニングが上手くいったのか本番では走ることができたので、
あまり長く感じることはなかった。(最後の砂利道を除く)←石を踏み抜いた右足がツラかった。
ようやく多摩川に到着! pic.twitter.com/FtP2ydqj0b
— 走るおむすび (@hasiruomusibi) 2018年5月27日
走った当日より、記事を書いている今の方が「ようやく」感が強いw
なんか文字にするのが段々面倒くさくなってくるというか(←おいっ!)、
走ってから時間が経つと記憶の新鮮さも薄れるので、思い出す作業がツラくなってくるw
レポを書き終えるまでが「エア柴又」ですよ。
ということでやっと折り返し地点に到着。
#羽村河口堰 の
— 走るおむすび (@hasiruomusibi) 2018年5月27日
庄右衛門、清右衛門の玉川兄弟像
後ろで立っているのが兄の庄右衛門。
2度の失敗で幕府からの資金が尽きたけど、
3度目の正直で自費で玉川上水を完成させ、
玉川の姓を賜ったという。 pic.twitter.com/N6hmeHZsj9
#玉川上水 の始まり。
— 走るおむすび (@hasiruomusibi) 2018年5月27日
1.多摩川から取り入れた水が
2.下流の流されていく
3.余分な水は多摩川に戻される#羽村河口堰 にて pic.twitter.com/OIlNnpghn3
ここで初めてのエイド飯。
だけどエイド飯と給水については【レポその4】で。
最後にデータどーん!
トレランゾーンではキロ6分ちょっとの平均移動ペース。
36㎞を越えてからはペースダウンがちょっと大きいみたい。
そう言えば、この辺りで給水が足りていないことに気づいたんだった。
その辺も【レポその4】で書こうかと思う。
さらに40㎞以降は砂利道が痛めた右足にキツかったのが重なったのかも。
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