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足の小指と「おおきなかぶ」のねずみ [ランニング]

先日の長距離走で左足の小趾球に水ぶくれができて走れなくなった時に、
歩きながら、あぁこれは「おおきなかぶ」のお話みたいだなぁ、と思った。

「おおきなかぶ」は絵本になっていて、
そう言えば見たことがあるという人も多いだろうと思う。
↓この絵本が有名だろう。

けど田島征三さんのコッチの絵本の方が好き。

内容はというと、

おじいさんの畑に大きなカブがなって、それを引き抜こうとするおじいさん。
一人では抜けないので助っ人におばあさんを呼ぶ。
それでも抜けなくて、おばあさんは孫を呼ぶ。

これの繰り返しで、
カブをおじいさんが引っ張って、
おじいさんをおばあさんが引っ張って、
おばあさんを孫が引っ張って、
犬が孫を引っ張って、
猫が犬を引っ張って、
ねずみが猫を引っ張って、
ようやくカブが抜けるというお話。

このお話のキモは、
ねずみの力は人間から見ればとても弱いけれど、
ねずみがいなければカブは抜けないという所だろう。

だから大きな仕事はみんなで力を合わせなくては上手くいかないし、
その中の一人の力が弱いからといって要らないわけじゃないよ、
各々が各々の力を出し切ることが大切なんだよ、
という幼児向けながら深い内容のお話なのだ。

で、だ。

話を左足の水ぶくれに戻すと、
その原因は着地の時に小指を使えていなかったことにある。
小趾球の擦れは左右の足に同時に感じ始めたのだが、
利き足である右足はその修正が効いて、水ぶくれにはならずに済んだ。
そのことで小趾球の水ぶくれの原因が走りながら特定することができた。

この小指が使えるかどうかで長距離走に耐えられるかどうか変わってくる。
小指だけの力は弱いかもしれないけれど、無くてはならないものなのだ。
まさに「おおきなかぶ」のお話そのものじゃないか、と歩きながら考えていた。

靴を履いているとこの小指の働きが無くても、どうにかなってしまう。
身体は効率を求めて余計な力を使わなくて済むならその力は使わないので、
靴を履くことによって小指は退化させられていってしまうのだろう。

痛い思いをしたことで、小指の重要性を認識することができた。
ねずみの力が無ければカブが抜けなかったように、
小指の力を使わなければワラーチでの長距離走という仕事は成し得ない。
前足部の全体を使っての着地をモノにして、
全身の力を余すことなく使って(できれば余裕で)1日100㎞を達成したい。

どうか、
人の足を引っ張ることばかり考えている人が「おおきなかぶ」のねずみに習って、
自分のなすべきことに全力を注げるようになりますように!
と願ってやまない。



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