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【読んで】限界を乗り越える最強の心身【みた】 [ランニング]

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訳は丁寧で読みやすく内容もとても良いのだけれど、
タイトル詐欺と言われても仕方ないんじゃないかと思う。
「チベット 瞑想」で検索して皆さんのレビューを見て購入してみたのだが、
知らずにタイトルだけを見てたら恐らく読むことはなかっただろう。
「最強」という表現が少年ジャンプ的で内容とそぐわないように感じた。

本の内容はというと、
チベット高僧が瞑想とランニングについて教えてくれるという。
禅の世界には「歩行禅」なんてものもあるし、
ランニングをしながら瞑想もついでにできたらいいな、
という邪まな考えで読み始めたら、その考えは序盤で否定されたw
(ちなみに訳者も同じ勘違いをしてたらしい。)
たまに、「ランニングが私の瞑想なんです」という人がいます。言っている意味はわかりますが、現実的にはランニングはランニングであり、瞑想は瞑想です。だからこそそれぞれ名称が違うのです。「瞑想がわたしのエクササイズです」というのと同じくらい、的確ではない表現なのです。


最後の一文でなるほどーと納得。
ということで、いちランナーが瞑想を学ぶといった感じで読んでみた。
結果、自分にとっては瞑想の重要性が理解できたので、とて参考になったのだが、
ランニングについても瞑想についても具体的に実践的な記載は少なく、
タイトルで興味を惹かれて読んだ人の中には期待ハズレだった人も多いかもしれない。
距離や速さを求めて限界を感じている人が読んでも直接参考になることは少ないと思う。

著者はチベット高僧でこの本を書いた時点で9つのフルマラソンを完走、
ということで瞑想をランニングに落とし込んでの解説してくれている。

6章に分かれていて、最初は瞑想とランニングの共通点と違いについて述べた後に、
瞑想やランニングの到達段階によって次の4つの章で、
その段階で大切なことを教えてくれている。

・タイガー 集中力を鍛える
・ライオン 走る喜びを知る
・ガルーダ 自らの限界に挑む
・ドラゴン 自我を見つめる

これらは段階を追ってはいるものの、積み重ねであり、
タイガーの段階があってこそのライオンの段階であり、
タイガーとライオンがあってこそのガルーダの段階であり、
タイガーとライオンとガルーダの段階があってこそのドラゴンの段階である、
ということを述べていて常に前段階に立ち戻ることを求めている。
この辺が[『BORN TO RUN』の「楽に、軽く、スムーズに」に似ているなー、と思う。
こういう自分で探っていく感じがいいだよね。
また「楽に、軽く、スムーズに」が出来れば必然速くなる、というのと似ていて、
これら4つの段階を経た上で最終章「風の馬(ルンタ)」のように、
他人のため、世界のために走るという段階に到達できるという。

何を言っているのかわからないだろうけどw
(説明下手でゴメンナサイ)
ランナーでありながら瞑想に興味のある人にはおススメの本。

自分としてはランナーとしてはガルーダの段階に居れてるかなという気がしている。
瞑想にも取り組んでみようかなと思わせてくれる内容だった。


限界を乗り超える最強の心身 チベット高僧が教える瞑想とランニング

限界を乗り超える最強の心身 チベット高僧が教える瞑想とランニング

  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2018/09/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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