SSブログ

【宮本武蔵】踵を踏むということ【五輪書より】 [ランニング]

足のはこびやうの事、つま先を少し浮けて、きびすをつよく踏むべし。

宮本武蔵の五輪書に書かれているこの言葉、
分かるような分からないような感覚だった(つまりは分かっていなかった)のだが、
フォアフットでの着地の経験が増えるにつれて(出来るようになって2年くらい)、
恐らくこういうことじゃないだろうか、という気になったので書き留めておく。

去年、右足の中足骨を疲労骨折した時に、
前足部で必要以上に地面を押してしまうというクセがあることに気が付いた。
(記事『【原因と】疲労骨折?してるかも【対策】』参照)
この前足部で地面を押してしまうのを防ぐために、
「踵を踏む」というのをいつの間にか意識してやるようになっていた。
踵を踏むことで前足部に余計な仕事をさせないようにできるのだ。
と同時にバネが利用できるようになる。

前足部で着地すると足首が背屈しきって自然と逆に戻ろうとする。
そのタイミングで踵を踏むように意識するとバネが効くようになる、といった感じ。
足底のアーチ、アキレス腱、ふくらはぎ、ハムストリングくらいまでは連携してくれてそう。
更に「腹を張る」(これも五輪書に書かれてる)ことで大腰筋群のバネも利用できえるかも。
更に更に身体の縦横アーチを作ることで全身のバネが効いてくる!?
ようになれるのではないだろうか、と思っている。

でもまだそこまでビヨーンビヨーンとバネが凄く効いている感じはしていないのだけれど、
理屈としては合っていると思うんだよね。
今後、この踵を踏むタイミングとバネを活かすべく脱力が上手くいけば、
こんなにラクに速く走れていいのだろうか?というところに行けるような気もする。
このような時はバカなくらいに素直にそういう期待に従って楽しむのが良いだろう。

今の所はまだ前足部での押し込み防止が主な目的でやっているけど、
ある程度この動きが出来るようになってきたらバネを効かすのを目的に、
五輪書にあるように「強く」踵を踏むことを意識していこうと思う。

P2213586.JPG

宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)

宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 宮本 武蔵
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2013/01/17
  • メディア: Kindle版




にほんブログ村 その他スポーツブログ ランニングへ
にほんブログ村
nice!(5)  コメント(0) 

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント