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2日連続のお月見ランとニホンオオカミのお話 [ランニング]

1月31日は月間走行距離稼ぎの駆け込みランだったのだが、
思いがけず月が綺麗で贅沢なランニングができた。
一応氷点下だったらしかったけど、寒いながらもあまり気にならなった。

そしてその夜。
皆既月食を少しだけ見物。
ちょっと不気味だなー、と思いつつ翌朝の朝ランのために夜更かしせずに就寝。。。
したものの翌朝起きた時は走るか走るまいかで逡巡した。
なんか文学的な言い回しをしてしまったけど、サボるかどうか迷っていたということだ。
頭がサボろうとしているのか、身体が休もうとしているのか、が分からなくなってるということは、
脳みそ優位になっている証拠。
なるべく考えるのをやめるのがよい。

で結局、昨日の朝に見た綺麗な月がまた見たくて走りに出かけた。
今朝のランニングは15㎞をキロ5分35秒のペースで走った。
昨日よりも寒くもなく、氷点下じゃないって素晴らしい!と思う。
と、もはや感覚がおかしいw
昨シーズンは5℃以下の時は五本指ソックスを履いていたのに。

そしてお月様はいつもの様子を取り戻して、やはり綺麗だった。
朝方に雲間に沈みゆく満月は皆既月食の月よりも断然神秘的なのに、
この月を見ている人はあまりいないんだろうなぁ、と思いながら走っていた。


(以下、頭がおかしいと思われるかも知れませんが、たぶん本当です。)

なぜかお月様が好きだ。
オオカミに憑かれているからだろうか。



昔、川崎市の山の上の方に住んでいたことがある。
近所には、まだ畑が残っていてそんなところを散歩するのが好きだった。
その頃から、なぜか散歩されている犬とすれ違う時に、
その犬が少し僕に怯えている感じがしていた。
すれ違うちょっと前、
犬が僕を認知すると伏し目がちにチラチラこちらを見ながら歩みを止める。
飼い主の人は、オッという感じになる。
僕が近づいてゆくと犬は飼い主の影に隠れるような位置取りをする。
そしてすれ違うとその犬は急に逃げ出すように速く歩きだす、ということがよくあった。
なんか飼い主の人に申し訳ない気持ちになっていた。

それまでは犬とは良好な関係を築いていたと思っていたので、ちょっと残念な気がしていた。
また関西へ旅行へ行った時、奈良の東大寺の南大門の辺りで、
1頭の鹿が僕を見て恐怖でハッとした感じで後退りすることがあり、
この時は、何かヤバいものに憑りつかれているのかもとちょっと心配し、ずっと気になっていた。

この謎が解けたのが、去年の夏に御岳山の武蔵御嶽神社にお参りした時だった。
きっかけは、オオカミの護符 という本を読んだことだった。
(その時の様子は記事『御岳山の武蔵御嶽神社に行ってきた』参照)

御岳神社は、御犬様といってニホンオオカミを祀っていて、
イノシシやシカから畑を守ってくれる神として農民の間で信仰の対象となっていた。
特に関東各地には、御岳講といった講が組まれ(伊勢講や富士講と同様)、
農民が豊作を願って毎年参拝に訪れていたらしい。
以前に僕が住んでいた川崎の地域の講の記念碑が御岳山の参道にあるのを発見し、
あぁ、そういうことだったのかと合点がいった。
どうやら川崎の山を散歩している時に、御犬様に気に入られ(?)憑りつかれたのだろう。
それ以後、すれ違う犬は伏し目がちになり、
鹿の中には後退りするほど恐れたりするものもいるようになった、
ということらしい。

変な妖怪とかじゃなく、ニホンオオカミの御犬様に憑かれたのなら安心だ。
(これを読んでるひとは不安だろうけどw)
それから10年以上経って、ようやく武蔵御嶽神社にたどり着くわけだが、
長い時間がかかってしまって御犬様には申し訳ないような気もするけど、
今もすれ違う犬が怯える所を見るとそばにいてくれて許してくれているのだろうと思う。

ということで、ランニングの時は武蔵御嶽神社で頂いた登山安全のお守りを身に着けて、
ニホンオオカミと一緒に走っているイメージでいる。
だからなのか、月が出ているとなんだか嬉しく、得をした気がしてしまうのだ。
特に満月の日は格別だ。
そんなことを思うこの2日間のお月見ランニングだった。


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