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「スムーズに」が捗らない [ランニング]

『BORN TO RUN』の有名なフレーズ「楽に、軽く、スムーズに」の
「スムーズに」に今取り組んでいる最中なのだけれど、中々うまくいかない。

12月には右足の踵寄りの土踏まずの部分が痛くなって1週間ほどランオフした。
その後は60㎞走を3回できるくらいに普通に走れるようになって、
上手く走れているなと思える場面が多くなってきたなーと思っていたところ、
アキレス腱が切れるんじゃないかと思うくらい張ってしまい(アキレス腱ではなかった)、
歩くのにも痛みが出て、またも1週間ほどランオフするハメになってしまった。

原因はおそらく意識のし過ぎ。
「スムーズに」を具体的にどうするかというと『BORN TO RUN』の一節から

サンダルの底は地面を打つというより、なでるように軽く後ろに引っかき、と同時に足が尻に向けて蹴り上げられ、ひとめぐりして次の一歩が踏み出される

の部分を参考にしている。
「なでるように」着地をしようということだ。

その時に大切になるのが足指の使い方なんじゃないかと思っている。
「そんなの身体が勝手に反応してくれるだろう」そんな風に考えていたけど、
脱力だけを意識していたら足指が鞭のように地面をたたきつけて裂傷を負うようになってしまった。
(記事『足の指の裂傷』参照)

なのでちゃんと足指をコントロールして完全に脱力しないようにしなければいけない。
この足指の力の入れ方がどうも難しい。
意識しないと地面に足指をたたきつけてしまい裂傷を負ってしまうし、
意識しすぎてしまうと、
上記の通り土踏まずだったりふくらはぎだったりアキレス腱周りだったりに異変が出てしまう。
どうやら「コントロールできる最低限の力」で動かすのが良いみたい。

それをどう実現するのかが問題だ。
最近の走りでそれが出来ていたのが、今年2回目の60㎞走の40㎞以降の走りだった。
いつ止めよう、いつ止めよう、と思いながら走っていたものの、
ペースは速くなり、着地の衝撃もあまり感じることもなく上手く走れていた。

あぁ、「スムーズに」が捗ってるなー、と思いながら走っていた。
「なでるように」だけでなく「足が尻に向けて蹴り上げられ、ひとめぐりして次の一歩が踏み出される」
までが実現できているという実感があった。

どうしてこの走りが最初からできないのか?
普段のランニングでも調子が出てくるのは早くて最初の3㎞以降。
7~8㎞くらいからが普通で12~3㎞くらいからやっと調子が出てくることも稀ではない。
これはもう、月に1回は60㎞走しなければいけないな、という気になってしまう。

理想の走りはわかっていて、したこともあるけれど再現ができないというもどかしさ。
故障につながるような走りにならなければ、まだいいのだけれど…
今は10月頃から続いているフローサイクルの「苦闘」の時期にあって、
出口ももう見えている感じがしているけど、中々抜けられない。
御嶽山までランニングで行った時に山が見えてから中々近づけない感じに似ているかも。
それでも一歩一歩進んで行けば、いつの間にか辿り着けることは分かっているので、
淡々と少しずつでも走っていければと思う。


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