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【撃沈】坂東太郎にやられた【100㎞チャレンジ】 [ランニング]

いや自信はあったのよ。
最近、調子も良くて疲労も貯めずに走れてたから。
だから自己最長距離の118㎞走れたらいいな♪と思っていたし、
最低限、香取神宮まで88㎞は辿り着けると思っていたさ。
あとは時間さえあればノリで走りきれる気がしていたから、
余裕をもって深夜2時半スタートしたにも関わらず、
結果は68㎞地点、しかも11時半と時間的に余裕があるのにDNF、
という残念なものになってしまった。

撃沈三社巡り.png

計画では、
都内自宅から東へ江戸川を渡って千葉県に入り木下(きおろし)街道を通り、
利根川に出てあとは川沿いにひたすら東へ淡々と走り、
出来ればフロー状態に入ってアッと言う間に香取市へ。
そこから東国三社(香取神宮・息栖神社・鹿島神宮)を巡って118㎞でゴルゴルゴォール!
という予定だった。

予定通りスタートできて都内は順調に走り千葉県へ。

木下(きおろし)街道に入り、

ハイドレーションの水が無くなったタイミングで(40㎞地点くらい)、
便意をもよおした所にちょうどセブンイレブンがあって、
補給と排便を同時に済ますことができた。

順調すぎてこの時は絶対完走できると思っていたんだよなー。
そのまま木下街道を抜けて(変化に富んでいて良い街道だったので別記事で紹介予定)
利根川沿いを走り始めて50㎞くらいから疲れが出てきた。

利根川(別名「坂東太郎」)に出た時に
「坂東太郎パイセンちーす!」とか思ったのがいけなかったのかもしれない。
急に風が強くなってきた。
というか今まではさえぎるものが何かしらあったので、
風がちょっと強いなー、くらいに感じていたのが、
無防備な坂東太郎パイセンの土手の上になると、
風が牙をむき出し飛ばされそうになったり、
風がやんで日が照り出すと汗をかくほど暑くなるし、
更に日がかげって風が吹くと汗のせいで凄く寒いし、
と、ちょっと悪い条件ではあるものの
川沿いを走る自転車乗りの人たちは颯爽と駆け抜けていくので、
言い訳も虚しい。

しばらく行くと急に走れなくなり、
歩いたり走ったりを4㎞くらい繰り返す。
トイレがあったのでオシッコをすると何故か復活して4㎞くらい走れるようになる。
そうして再び走れなくなったのが60㎞地点。
ここからの駅までの8㎞が長く大変な道のりだった。
歩きを交えて走ろうと思うも1㎞も走れず。
どこが痛いとかすぐに息が上がってしまうとかはなく、
もう走りたくないねんんんんんん!と何故か関西弁で頭が言っていて、
身体もその声に従しかなかったという感じで、
フローに入るどころでは全くなかったなー。

そんな自分を励ましてくれていたのが、
利根川左岸遠方に見えていた筑波山(写真撮っておけばよかったな)。
何も言わずそこに存在するだけなんだけど、
苦しい時にふと左側を見ると筑波山があって安心できた。

あと成田空港に下りてゆく飛行機も気が紛れて良かった。
最初は遥か前方を北から南へ左から右へ下りてゆく飛行機が、
段々と大きく見えるようになって、
やがて真上を通るようになり、
後ろへと航路が移る頃にはヘトヘトだったけど、
振り返って下りてくる飛行機を見たりしていた。

ガーミンを見ると100m進むのにも大変な思いをしてたのに、
(しょっちゅう見すぎなだけw)
この飛行機の航路の見え方の変化が
少しずつでも進んでいるんだなぁと感じさせてくれていた。

だがしかーし!
最低限辿り着きたいと思っていた香取神宮まで20㎞くらい、
歩き続けさえすれば日のあるうちには辿り着ける計算ではあったものの
その気力はもうなく、
最寄りの滑河駅まで辛うじて辿り着いたのであった。


走れなくなった原因は?
というと新しい走り方での持久力が50~60㎞くらいだったから、
ということにしておこう。

何故なら、2日経った今日の時点での一番のダメージが、
リュックを背負ったことによる肩こりで、
その他はいつものランニング後の感じと変わらないから。

「脚が売り切れた」のと似ていて体幹が売り切れたのでは?と思う。
それでも以前のように脚で走ることを、
身体が拒否したのを成長の証と捉えるのは、
ポジティブシンキングすぎるだろうか?

あとは慣れの問題もあるかと。
60㎞を越えて走ったのが
1年半前に初めて100㎞達成して以来なかったのもあるかも知れない。

撃沈しても落ち込んでいないのは、手応えを感じているからだ。
脚が売り切れてからの走りが最近は最初から出来ている。
その証拠に60㎞走っても以前はあった筋肉痛がないということ。
割と「普通に100㎞走れるようになる」という目標に近づいているんじゃないか?
という手応えがあった。

じゃあどうしたら60㎞以上この走り方で走れるようになるの?
と問われれば、
その精度を上げながら走行距離を積み上げるしかなかろう、
と今の所考えている。
まだまだ腹を張れていないし胸も出せていない。
今回は着地直前の間をとるのも難しかった。
それ故まだまだ前着地気味であると感じている。
今回リュックが重かったのも、これが出来なかった原因のひとつだと思う。
重いリュックを背負ったとしても、
それに上手く対応して姿勢を崩すことなく走れるようになりたいな。

そして帰路。
帰りの電車の中では立っているのもツラく座って車窓を眺めていた。
そこで見た風景が魅力的で、水の張った田んぼの里山が見えて、
特に成田から佐倉の辺りを走ってみたいなと思わせてくれた。
江戸時代から成田山新勝寺に向かう成田街道もあるじゃないか。
この辺りまでだったら1日で往復できるくらいの走力をつけたいな、
なんて撃沈したくせに次の旅ランの構想を練り始めるのであった。

それにしても、どうも坂東太郎パイセンとは相性が悪いらしい。
利根大関まで走った時も撃沈したなー、とふと思い出す。
その相性の悪さを払拭する日は遠くない!


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