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【レポその3】玉川上水 雑木林ゾーンから羽村河口堰25~44km【エア柴又】 [ランニング]

直進するだけなのに3回横断歩道を渡らせられる喜平橋を越え、
西武多摩湖線の線路を渡るとボーナスステージの始まりだ。

土の路面、陽射しを遮る木々の緑のお陰で気持ち良く走れる。
玉川上水本流より路面近くを流れる分水された新堀用水の流れる音や野鳥の声が心地よい。
この区間は左岸(遡る場合の右側)は走りやすい土の路面、
右岸は多少のアップダウンと木々の根っこを避けながらのトレランコースのようになっている。
DSC_0267a.jpg
左岸。左が玉川上水本流で右の石垣が見えるのが新堀用水。

DSC_0270a.jpg
右岸のトレイル(ブレてて御免なさい)。

試走の時は、砂利道ゾーンが終わってのボーナスステージを楽しむべく左岸を主に走った。
今回は草履型ワラーチで走ってたため砂利道ゾーンで足を削られなかったので、
右岸のトレイルゾーンを楽しんだ。
木の根や石を避けるため「今」に集中して走る。
時折ちょうちょがが通り過ぎて行き、クラッシュバンディクーみたいで面白い。
(初代しかやったことないけど)
と調子に乗って走っていると右足の人差し指の付け根辺りで石をまともに踏んでしまった。

あたーーーーーーー!!!!!

と声を上げてしまうくらい痛かった。
誰もいない場所で良かったと思うくらいの声。
本当に痛かった。
これが往復88㎞を目指さず60㎞に達してすぐに走るのをやめた原因のひとつ。
この先のちょっとした砂利道もキツく感じるほどのダメージで精神的にも削られた。

この「あたー!」がボーナスステージ終了のお知らせとなった。
それでも走れないわけではないので進んでゆくと、小平監視所に到着。

今は流れがつながっていないのは何とも残念。オブジェみたいな滝になっているのも残念。
ツイッターの画像は試走の時のもの。本番では流れに下りることなく心置きなくスルー。

しばらく行くと玉川上水駅に到着。

復路でここをちょっと越えて60㎞に達したら、この駅に戻って来るかもと思いながら通過した。
やがてトレランゾーンは終わり、市街地ゾーンに入って行く。
すると意外なものが現れる。

残堀川の下を玉川上水が流れているという構造。
エア柴又のコースの別の候補だった見沼代用水の「ふせこし」を見に行くという計画もあったので、
試走の時にはちょっと興奮した。
(「ふせこし」については、さいたま市の『見沼田んぼのホームページ』が分かりやすい。)

この先、昭和の森ゴルフコースがある右岸は通れないゾーンがある。
その左岸の歩道がウッドチップかコルクのようなもので舗装されていて、
柔らかい路面が痛めた足に優しく、とても走りやすい。フカフカなのだ。
全ての路面がこれで出来ていればいいのにと思うほど堪えていた。
DSC_0282a.jpg

拝島駅を越え日光橋公園を通ると八高線の鉄橋の下をくぐる。



するとすぐに水喰土(みずくらいど)公園に出る。
DSC_0272a.jpg

この凄い名前の由来は、江戸時代、玉川上水の堀を掘っても掘っても厚い砂利層が水を吸込んだことらしい。
3度目の正直でやっと江戸まで水を送ることができた玉川上水なのだが、
1度目は岩盤にぶち当たったためで、2度目がこの水喰土のために失敗に終わった。
現玉川上水のすぐ脇に2度目の掘削の跡が残されており、
ちょっとしたルートの差で失敗と成功が分かれることがわかるポイントなので、
ブラタモリでもぜひ訪れて解説してほしいと思う。

この水喰土公園からは、玉川上水と並走できないゾーンが多くなるけど、
それは多摩川と折り返し地点の羽村河口堰が近いという証拠。
もうひと踏ん張り。


だけど試走の時は、この玉川上水の流れが見えない地点で走ることができなくなり、
熱中症になりながら歩いたので、とても長く感じた。

暑熱順化のトレーニングが上手くいったのか本番では走ることができたので、
あまり長く感じることはなかった。(最後の砂利道を除く)←石を踏み抜いた右足がツラかった。




走った当日より、記事を書いている今の方が「ようやく」感が強いw
なんか文字にするのが段々面倒くさくなってくるというか(←おいっ!)、
走ってから時間が経つと記憶の新鮮さも薄れるので、思い出す作業がツラくなってくるw

レポを書き終えるまでが「エア柴又」ですよ。

ということでやっと折り返し地点に到着。




ここで初めてのエイド飯。
だけどエイド飯と給水については【レポその4】で。

最後にデータどーん!
エア柴又詳細その3.png
トレランゾーンではキロ6分ちょっとの平均移動ペース。
36㎞を越えてからはペースダウンがちょっと大きいみたい。
そう言えば、この辺りで給水が足りていないことに気づいたんだった。
その辺も【レポその4】で書こうかと思う。
さらに40㎞以降は砂利道が痛めた右足にキツかったのが重なったのかも。

エア柴又喜平橋から羽村河口堰.png



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